私たちの笑顔
和明の手が私のほっぺたに延びてきた。


暖かい手。

大好きな手。


「由美こそ俺から離れないでよ!由美のこと大好きだよ…」


そっと私の首の後ろに手を回し、キスをした。


今までしたことがない、愛情に溢れたキス。


「んっ…」


和明の舌が私の舌に絡んできた。


キスだけで気持ち良くなる…。


「ベッド…行こう?」


服も何も身につけないでベッドに入った。


何回も手を絡ませ、唇を重ねて、和明に愛を伝えた。


すっごい好き。

めっちゃ大好き。

愛してるよ、和明…。



和明に出逢って二回目のクリスマスイヴ…私たちはいつも以上に深く長く一つになった。
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