Cherry Blossoms〜潜入捜査官と天才医師〜
医学に関するQ&A
Q、コードブルーやコードレッドって何?

A、こんにちは!救急救命医の本田凌です。今回はコードブルーなどについて説明したいと思います。

大きな病院では緊急事態が起こった際、職員に知らせるために「コード○○!」と放送がされます。意味は色によって違うので、一つずつ解説していきますね。

まずはコードブルー。医療ドラマをよく見るという方はワンシーンで耳にしたことがあるかもしれませんね。これは、患者さんの容体が急変した時に放送されます。医療措置を素早く行う必要があります。

そしてコードレッド。これは、救急現場から重症外傷の方が搬送された来た際にかけられる放送です。この放送がされた際、外傷治療に関わる各診療科の医師は救急に集まり、患者さんの手術や治療の準備をします。病院によっては火災が起こったことを知らせるのに使われることもあります。

次にコードホワイト。これは、院内で怪我を伴う暴力事件が発生した際に放送されます。この放送は主に警備員の方に向けた放送となっています。

次にコードイエロー。これは、緊急で患者の搬入依頼があった時に放送されます。

そしてコードグリーン。これは、テロの発生やテロにより多くの死傷者が出る可能性を知らす緊急コールです。

最後にコールゴールド。これは、臓器移植対象となる脳死患者が発生した時のコールです。数あるコールの中でも、早急な対応を求められるコールです。

病院には、こんなにも緊急を知らせる隠語がたくさんあるんですよ。ぜひ、覚えてみてください!
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