離婚直前、凄腕パイロットの熱烈求愛に甘く翻弄されてます~旦那様は政略妻への恋情を止められない~
夕菜とは採用試験の最終面接のあとで連絡先を交換したのが親しくなったきっかけだ。尊は入社直後の研修が同じ班だった。私たち三人は同期入社だが夕菜と尊はほぼ面識がない。同期といっても人数が多すぎるので、全員と仲よくなることは不可能だ。
私が主催していつか三人で飲みに行きたいなと思ってはいるものの休みが重ならずまだ実現できていなかった。
「そうそう、尊くん。美紅とは気が合うみたいだしCA同士なら苦労もわかりあえていいんじゃない?」
「全然そんな関係じゃないよ。尊は社交的だから私以外にも親しい子はたくさんいるし」
そもそも彼とはそういう雰囲気にならないからこそ親しくできている部分もある。
(尊はかっこいいけど、いい意味で男性を意識しなくて済むんだよね)
夕菜はおもしろくなさそうに口をとがらせた。
「なんだ、つまらないの! じゃあやっぱり大門コーパイに本気で挑んでみたら? 私、うわさの彼女をチラッと見たことあるんだけど美紅と同じくらい背が高かったよ。だから高身長女子は好みのはず!」
「人の恋人を奪う趣味はないよ。その前に絶対に奪えないし」
「まぁ、そうねぇ。他社CAと修羅場とか嫌だよね」
そのとき、テーブルの上に出してあった私のスマホが鳴った。業務用でなくプライベートのほうだ。気がついた夕菜が言う。
「電話? 私に遠慮せず話して大丈夫よ」
「ううん。メッセージ」
私が主催していつか三人で飲みに行きたいなと思ってはいるものの休みが重ならずまだ実現できていなかった。
「そうそう、尊くん。美紅とは気が合うみたいだしCA同士なら苦労もわかりあえていいんじゃない?」
「全然そんな関係じゃないよ。尊は社交的だから私以外にも親しい子はたくさんいるし」
そもそも彼とはそういう雰囲気にならないからこそ親しくできている部分もある。
(尊はかっこいいけど、いい意味で男性を意識しなくて済むんだよね)
夕菜はおもしろくなさそうに口をとがらせた。
「なんだ、つまらないの! じゃあやっぱり大門コーパイに本気で挑んでみたら? 私、うわさの彼女をチラッと見たことあるんだけど美紅と同じくらい背が高かったよ。だから高身長女子は好みのはず!」
「人の恋人を奪う趣味はないよ。その前に絶対に奪えないし」
「まぁ、そうねぇ。他社CAと修羅場とか嫌だよね」
そのとき、テーブルの上に出してあった私のスマホが鳴った。業務用でなくプライベートのほうだ。気がついた夕菜が言う。
「電話? 私に遠慮せず話して大丈夫よ」
「ううん。メッセージ」