離婚直前、凄腕パイロットの熱烈求愛に甘く翻弄されてます~旦那様は政略妻への恋情を止められない~
「俺は美紅とさっきの彼、園部だったな。ふたりは恋人だったと思っていたんだが違うのか?」
「恋人じゃありません。どうしてそんな誤解が?」
私の頭は疑問符でいっぱいだ。たしかに仲はいいがあくまでもCA仲間としてだ。
「結婚式の直前だったな。園部と話をする機会があったんだよ。俺のほうから美紅と同期だよな?と話を振って――」
『美紅がかわいそうです。あいつにとって叔父さんは恩人だから……絶対に断れない縁談なんですよ』
尊がそう言ったと桔平さんは教えてくれた。
「俺を見る目に憎しみがこもっていたから、俺との縁談が彼と美紅の仲を引き裂いたのかと……。だが、園部とこの話をしたときにはもう結婚式は目前に迫っていて今さら結婚を止めることはできなかった」
尊がどうしてわざわざ桔平さんにそんなことを言ったのかも気になるけれど、それ以上に――。
「じゃあ桔平さんは……尊のその言葉があったから、私に離婚前提を持ちかけたんですか?」
「あぁ。大門家のせいで君の戸籍にバツがつくのは本当に心苦しかったが園部はそれでも美紅を受け入れてくれると思った」
桔平さんはふっと苦笑する。
「園部は初の男性CAで社内でも目立つ存在だったから彼のうわさはよく耳にした。憎らしいほどいい話しか出てこない。実際、俺も何度か同じ便を担当したことがあったが彼は優秀だよな」
「えっと、私もCAとしての彼を尊敬していますが……」
「恋人じゃありません。どうしてそんな誤解が?」
私の頭は疑問符でいっぱいだ。たしかに仲はいいがあくまでもCA仲間としてだ。
「結婚式の直前だったな。園部と話をする機会があったんだよ。俺のほうから美紅と同期だよな?と話を振って――」
『美紅がかわいそうです。あいつにとって叔父さんは恩人だから……絶対に断れない縁談なんですよ』
尊がそう言ったと桔平さんは教えてくれた。
「俺を見る目に憎しみがこもっていたから、俺との縁談が彼と美紅の仲を引き裂いたのかと……。だが、園部とこの話をしたときにはもう結婚式は目前に迫っていて今さら結婚を止めることはできなかった」
尊がどうしてわざわざ桔平さんにそんなことを言ったのかも気になるけれど、それ以上に――。
「じゃあ桔平さんは……尊のその言葉があったから、私に離婚前提を持ちかけたんですか?」
「あぁ。大門家のせいで君の戸籍にバツがつくのは本当に心苦しかったが園部はそれでも美紅を受け入れてくれると思った」
桔平さんはふっと苦笑する。
「園部は初の男性CAで社内でも目立つ存在だったから彼のうわさはよく耳にした。憎らしいほどいい話しか出てこない。実際、俺も何度か同じ便を担当したことがあったが彼は優秀だよな」
「えっと、私もCAとしての彼を尊敬していますが……」