2次元で恋をする私の邪魔をしないでください
「【年下男子学園2の特典】」
「それは...!!」
そう、喉から手が出るほど欲しいもの。
私が今プレイしてるゲームの特典である。
年下男子学園の人気投票1位の真白君の水着スチルが表紙を飾っているのである。マジで鼻血もん。

「要件は」
真白君の為に私は仕方なく重たい腰を上げ戦闘態勢に入った。なんでもやってやるぜって気分だった。
この言葉を聞くまでは。
「合コン行こう」
「ねえ待っておかしい」
「え、鈴。彼氏欲しいっていつも言ってるじゃん!」
「いや言ってないよね」
「これはチャンスだよ鈴。お姉ちゃんに任せて」
何故かめちゃくちゃ輝いている姉に若干引きながら。

「...特典はオークションで買うからいい。私やっぱりやめ...「お姉ちゃんを助けると思ってそこをなんとか...!!!」
「合コンって男いるよね」
「そうだね世間一般的には」
「あたしが興味無いの知っててそれ頼む...?」
「だって人数足りないしぃ...雅くんに会えないしぃ...」
本音はソッチか。

「お姉ちゃん達で行ってくればいいじゃん。まず私高2だしお姉ちゃん行くってことは年上ばっかじゃん。」
はぁ、とため息を付きながら乙女ゲーム雑誌をペラペラとめくる。
勿論最近お気に入りの真白くん特集。

「.....年下も来るのに?」
無視無視。
「イケメン沢山なのに?」
無視無視。
「低身長の年下イケメン来るのに!?」
ガタッ。



.....

何故こうなった。
そうそれは、まんまと姉に乗せられたからである。
本日土曜日。
お姉ちゃんのお目当てのよく合コンを主催しているらしい雅くんとあと2人来るらしい。
何で当日欠席が1人で出るんだよチクショウ(もちろん女子側)

てなわけで、姉と妹が並んでいますハイ。
めちゃくちゃ視線を感じます帰りたいです。
何故ならば姉のせいですハイ。

「お姉ちゃんスカート短い」
「だって雅くんはミニスカが好きなんだもん!」
「雅くん気持ち悪」

集合時間15分前に到着し姉はかなりそわそわ気味。
そんな姉に対して私は醜い足なんて出せるはずも無くズボンです。姉にワンピース着ろと何度も言われ断固拒否したのですが真白くんグッズで釣られて結局ワンピースを着用しその下にズボンです。

「雅くん達遅いなあ」
「時間に遅れるやつはろくなのいないからもう帰りたい」
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