2次元で恋をする私の邪魔をしないでください
「到着~何歌う!」
カラオケについた途端歌う気満々のチャラ男。
神崎雅先輩こと、お姉ちゃんの想い人。
もう既にデンモクを触って曲選び中。
ちょっと待て。
「神崎。まず自己紹介だろ」
下咲先輩、流石だ。
そーですそーですよね!低身長の男の子の自己紹介聞いてない。
「あ、そーじゃん。俺としたことが!」
下咲先輩に注意されデンモクから一旦離れるチャラ男こと、神崎雅先輩。
「あー、あー、」
マイクテストを行う神崎先輩。
マイクで言うのかよ小さい声でも響くじゃん...
目立つのが嫌な陰キャな私。
とりあえず、姉の横に座りながらバックも一緒に置く。
「え~、では!第12回目の合コンを始めま~す!」
パチパチ、拍手をし出す姉達を見て私も一応合わせて拍手。12回もしてんのかこの人...
明らかに冷めた視線を送ってしまう私に気づかない神崎先輩から自己紹介らしい。
「はい!俺、神崎雅!歳は18です!好きなタイプはセクシーなお姉さんで~す!現在彼女無し!よろしく~次は椎な」
なる程ね。だから最近セクシーな服ばっかなんだなお姉ちゃん。
「あー、僕下咲椎です。歳は神崎と同じの18です。よろしくお願いします」
下咲先輩かもやはり一番の常識人らしい。
乙女ゲなら確実に1番人気だな。
自己紹介終わってからの伏せてる目が良い!!
なんて言えないけど。
「次幸なー」
そう言うと神崎先輩は幸さん(?)にマイクを軽く投げた。
危ないダロ!
急に投げられたが、反射神経のがいいのか幸さんは無事キャッチ。一瞬、焦る童顔最高です。
「...初めまして、僕真白幸。16です。よろしくお願いします」
こういう場にあまり慣れていないのか少し俯きながら自己紹介する低身長のメンズにもうトキメキが。
ハッ、
......真白...?
真白!?!
「(お姉ちゃん?!)」
小声でお姉ちゃんに呼びかけるとてへ☆とベロを出している。まさかのサプライズ。
名前が同じとはこの中で一番イイ!
顔も少し似てるような!?!身長が低いのと名前が同じ!
合コン来てよかった!有難う神様!お姉ちゃん
「てなわけで、次は女子!はい寧々ちゃん」
神崎先輩はそのまま姉にマイクを渡し、何故か
「よいっしょ、」
私の隣に座った。
ちょっとおおおおおお!!!?
落ち着け姉。笑顔のまま見ないで。
そうだ、なぜ私の隣に座る。
ハッ、マジでこの人ムチムチボディフェチなんじゃ。
あながち、タイプとか言ってたの本気...?
「神崎先輩、座る席間違えてます」
あくまでにこにこと愛想よく。
ハヤクドケ、と念を込めながら。
「あ~間違ってないから大丈夫大丈夫~
あもしかして妹ちゃん緊張しちゃってるぅ?まあそうだよねいきなりこんな美男がとなりにいちゃそうだよね~」
いいからハヤクドケ。と念を込める。
姉の視線が痛い。