略奪女子ネット村
更なるステップへ/カレからの詰問





「久保田…。一体、あのへんてこなお守り、何なんだ?絶対アレのせいだぜ。答えろよ」


ヒサシの口調は淡々としていたが、それは明らかにマユリへの詰問だった


「…」


「ねんねのお前だって、わかってたんだろ?あのピースのでこぼこ…」


「…」


マユリは何と返答していいかわからなかった


ただ、慌てふためいているのは事実だった







「あれな、どう考えたって、男と女の合体だって。そんなのをじっと見つめて、10回かよ…。こっちは年ごろの精力みなぎる高校男児だぜ。ひとたまりもないわ」


「野上君…」


「お前さあ、それを意識してあんなもんお試しさせたのか…」


ここでもヒサシは決して言葉を荒げなかった


ぶっきらぼうで、いつも通りの彼らしい話し方だった






「うん、そうだよって言ったら、どうするの?私を殴る?軽蔑する?どう?」


「どうもしねーよ、お前の答えが知りたいだけだ。それと、どんなに怒っても女なんか殴るかよ、バカ!」


「わかった。…じゃあ、正直に言うよ。それで、軽蔑されてツバ吐きつけられてもいいし、私」


マユリは決断した…






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