愛おしい君へ
2人時間

7月7日

7月7日

わたしにとって少し特別な日。

連絡先知りたいな、もう少し近づきたいな。

なんて思ってたわたしは、自分と賭けをした。

バイト先から少し離れたところにあるコンビニ。
そこに行ってみて、
いたら連絡聞く!いなかったらもう諦める!

行ってみたら、君は居たね。

居てほしいって思ってたのに、
実際にいると緊張するしどうしようって思って
1人でドキドキしてた。

君から話しかけてくれて、
〝こっち帰る方向じゃないよね?〟って。

バレてた。そうだよ反対だよ。
会いたいからきたんだよ。

そんな素直に言えなかった。

〝タバコ買いにきた〟って。

やっぱり無理。ちゃんと話せない。
って思ってた。

〝ライン交換しようよ〟って

君から言ってくれたんだよね。

目で追いかけてる時も連絡先聞きたい時も
心を読んでる?って思っちゃった。
そこで少し話して、

地元の話とか大学の話とか
色々話してくれたね。

雨が降ってきて、帰ろーって解散。

これが、幸せの時間の始まり。

一生、7月7日は大切な日。

ずっと忘れないよ。
でも君は、忘れてね。
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