90日のシンデレラ
(ボーディングスクールって、一体……)
(日本にそんな学校ってあるの?)
(知らないだけかもしれないけれど、やっぱりそれって……留学経験ありってことよね? 海外案件も担当しているって大村さんいっていたし、きっと海外の学校)
自分のカレシは、実は高学歴も超高学歴の男性であるのかもしれないとわかる。一応、真紘は大卒だが、国内の田舎大学では月とすっぽんだ。
「真紘、貝は大丈夫?」
「かい? ですか?」
「俺、ボンゴレが食べたい気分だけど、いい?」
手料理はパスタらしい。
ボーディングスクールで学んだといわれて恐縮してしまったが、そこは男子校ゆえに本格的な専門料理ではないみたいだ。
「大丈夫です。特にアレルギーはありません。北峰さん、いろいろお気遣いありがとうございます」
ボンゴレときいてほっとする真紘の隣で、歩みを止めて瑠樹がいう。
「真紘、北峰じゃないよ、瑠樹だよ」
そういわれて、真紘は気がついた。いつの間にか瑠樹は、自分のことを「椎名さん」でもなく「シーナちゃん」でもなく「真紘」と呼んでいた。
「真紘、その顔、おかしい」
親しみを込めて、特別を込めて、真紘と瑠樹が呼ぶ。ここに「自分はこの人のカノジョ」なんだと、今更ながらに実感する。
(日本にそんな学校ってあるの?)
(知らないだけかもしれないけれど、やっぱりそれって……留学経験ありってことよね? 海外案件も担当しているって大村さんいっていたし、きっと海外の学校)
自分のカレシは、実は高学歴も超高学歴の男性であるのかもしれないとわかる。一応、真紘は大卒だが、国内の田舎大学では月とすっぽんだ。
「真紘、貝は大丈夫?」
「かい? ですか?」
「俺、ボンゴレが食べたい気分だけど、いい?」
手料理はパスタらしい。
ボーディングスクールで学んだといわれて恐縮してしまったが、そこは男子校ゆえに本格的な専門料理ではないみたいだ。
「大丈夫です。特にアレルギーはありません。北峰さん、いろいろお気遣いありがとうございます」
ボンゴレときいてほっとする真紘の隣で、歩みを止めて瑠樹がいう。
「真紘、北峰じゃないよ、瑠樹だよ」
そういわれて、真紘は気がついた。いつの間にか瑠樹は、自分のことを「椎名さん」でもなく「シーナちゃん」でもなく「真紘」と呼んでいた。
「真紘、その顔、おかしい」
親しみを込めて、特別を込めて、真紘と瑠樹が呼ぶ。ここに「自分はこの人のカノジョ」なんだと、今更ながらに実感する。