Flower black ~Side Story~
「……で、これがそのもらったチャーム」
昴さんはそう言って私に腕についてるチャームを見せた。
そのチャームは本当にキラキラしていて眩しかった。
「……この世界に入った時、あの時助けてくれた人が誰なのかを知って、余計にその人に憧れを抱いた。
……それで、俺はあの人みたいに街を守っていきたくて、チームをつくったんだ」
「そう、だったんですか……」
すごく深くて、昴さんがこの世界が好きだと言った理由がよく分かった気がした。