やっぱり…キスだけでは終われない
柾樹からの電話を切るとアヤちゃんがまたニヤニヤと笑っていた。
「柾樹さん、なんだって?少しは慌ててた?」
「すごく慌ててた…と思う」
「やっぱりカナのこと大好きだったでしょう。修一さんも慌ててたけど、柾樹さんの慌てふためく姿を見たのは初めてだったから楽しかったって」
「はぁ…結婚式の前日に言われることではないわよね…」
「でも、カナは忙しそうにしてる柾樹さんに遠慮して話ができてなかったんでしょう。本当に悩んでいるなら、きちんと話し合った方がいいと思ったのよ」
「アヤちゃん…。本当にいろいろありがとう…」
「じゃあ、明日もあることだし、もう寝ましょう。おやすみなさい」
「おやすみなさい」