Restart〜二度目の恋もきみと
「桜良は強情だな．．」

竜海さんは尚も顔を隠したままの私の両方の手首を竜海さんの片方の手で私の頭上に一つに束ねた。

「竜海さんっ、離してくださいっ」

竜海さんの目の前に私の胸や赤く火照った顔は全部さらけ出された状態に
私の顔はますます熱くなって、懸命にそれを拒もうとする。

しかし、男の人の力には適うはずもない。

「桜良が恥ずかしがれば恥ずかしがるほど、もっといじめたくなるんだけど．．」

竜海さんはフッと笑いながら、私に顔を寄せると荒々しく唇を塞いだ。

もう竜海さんに何を言っても無駄だと観念した私は応じるように自分の舌を絡めた。

「んっ．．．はっ」

竜海さんはもっといじめたくなると口では言うけど私に触れる手はとても優しい。

「桜良..入れるよ...?」

そしてぐっと彼のものが私の中に入ってくると、私は再び彼の元に戻ることができたという喜びに瞳から涙が零れ落ちていた。
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