小悪魔と仮面舞踏会

俺は気になってたことを聞いた…

『松山は…綾香先輩が俺らをフレなかったとき…私がフリましょうか?って言ってたけど…本気だったのか?』

そう…

本気で松山が俺と

弘正先輩を

フるつもりだったのか…

気になってた…

「本気だったわよ!」

ケロッと言う松山…

『なんで?』

そう聞くと

「だって一気に2人もフレるなんて…最高じゃない?スパッと2人もフるなんてキモチいいわよ?」

と妖しく笑みを浮かべて女王様発言…

『悪女…』

口からポロッと出た言葉…

「悪女?その悪女にベタボレなのは誰かしら?」

またまた女王様発言…

そんな松山に

ドキドキしながら

恥ずかしくも

『俺…』

小さく言った俺…

「まぁ、とにかくお断りだから!!じゃ!!」

そう言って

その場を去ろうとする松山を

『待てよ!松山!!』

慌てて引き止める俺…

「まだ何かあるの?」

嫌そうな顔で聞く松山…

『えっと…そのっ…だから!!えっと…』

なかなか言葉を発せない俺に

「早く言って!!ドSモドキ!!」

そう言ってきた…

は!?ドSモドキ!?

なんだそれ!?

< 389 / 511 >

この作品をシェア

pagetop