小悪魔と仮面舞踏会

そんなことを思いながら

『俺…フラレたってことは…これから松山とはただのクラスメートなのか?』

そう聞いた…

「そういうことね!!それかただの顔見知り…」

『嫌だ…』

ポツリと言った…

「は!?」

『だから!!嫌だ!!んなの嫌!!』

「わがままね…」

呆れ顔で言う松山…

それでも

『彼氏でなくても良いから…そばに居させてくれ…』

引かない俺…

彼氏にはなれなくても

松山の中に少しだけでも

存在していたい…

そんな一心で言った…

自分でも分かるくらいに

弱々しくて

情けない声だった…

すると

しばらく

考えるような顔をして

「じゃあ2つ選択肢を出すからどちらかを選んで?」

そう告げた松山…

不思議に思いながらも頷く俺…

「1つ目はペット2つ目は奴隷…ペットか奴隷どっちが良い?」

え!?奴隷!?ペット!?

「アナタが選んで?2つに1つよ?」

そう言った松山は

微かに悪戯な瞳に

妖しく綺麗に笑ってた…

俺に出された2つの選択肢…

ペットか奴隷…

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