俺達の笑顔
涙が溢れてきた。

涙を見せたくなくて…頭を抱えた。


大好きだという気持ちと…

由美がいない世界で生きる俺の姿…

いろんなものが心の奥から溢れてくる。


由美も涙を浮かべながら言った。


「やっぱり私には綺麗な恋愛は許されなかった…。和明に重い荷物を背負わせたくないから…だから…ただの友達に戻ろう…」


由美の荷物背負うことぐらい…どうってことないよ。

由美は俺を支えてくれた。

俺が寂しい時、辛い時…

俺の心を癒してくれたじゃないか…

そのお礼に俺が荷物を一緒に背負っていくから…
< 69 / 160 >

この作品をシェア

pagetop