俺達の笑顔

「なんでそんなに離れるの?」


俺がそんなに怖いか?

何にもしないから安心しろよ…

由美の方に近づいた。

少しでも…距離を縮めたかったんだ…


それより、早く俺の気持ちを伝えなきゃ…


「俺は別れたくない」


白い壁をじっと見ながら言った｡

由美に伝わっているだろうか…?

俺が由美を思う気持ち｡

こうやって毎日頑張って勉強できるのも､由美が俺を支えてくれるから…

こんな俺にも…眩しい笑顔を見せてくれるから…

由美がいない世界なんて考えられないんだよ…


「俺…子供かな？由美と一緒にいたいよ。離れたくない｡由美にどんな過去があってもいい｡俺から…離れないでくれ…」