きみと3秒見つめ合えたなら
それは半年前の1年生の秋、文化祭の頃だった。
ちょうど入学して、だんだんクラスに一体感が出てきた頃だった。
「ごめん、絢音。私、買い出しのメモ忘れちゃったー。取りに教室戻ってくる!」
同じクラスの親友の友梨が立ち止まって叫ぶ。
私と友梨は買い出し班を担当。
画材が足りなくなったので、今日の作業は切り上げて、明日に向けての買い出しに駅前のショッピングセンターに向かっていたところ。
途中、昨日のドラマの話で盛り上がってたところ、友梨は突然思い出したようで。
「えー、持ってないの?
じゃあ、私、行くよ。もうすぐ閉門時刻だし。私が走った方がはやいでしょ?」
走れば5分。余裕で間に合う。
「そりゃ絢音が走って行ったら間に合いそうだけど。いいの?何とか思い出して買ってく?」
友梨が申し訳無さそうに言う。
「足らないものあったら、明日進まないし、今日、ちゃんと揃えよう。大丈夫、待ってて。」
「ごめん、絢音。ありがとー。」
私は友梨に先にショピングセンターに行ってもらった。教室でメモを見つけたら、連絡するね、と約束した。
ちょうど入学して、だんだんクラスに一体感が出てきた頃だった。
「ごめん、絢音。私、買い出しのメモ忘れちゃったー。取りに教室戻ってくる!」
同じクラスの親友の友梨が立ち止まって叫ぶ。
私と友梨は買い出し班を担当。
画材が足りなくなったので、今日の作業は切り上げて、明日に向けての買い出しに駅前のショッピングセンターに向かっていたところ。
途中、昨日のドラマの話で盛り上がってたところ、友梨は突然思い出したようで。
「えー、持ってないの?
じゃあ、私、行くよ。もうすぐ閉門時刻だし。私が走った方がはやいでしょ?」
走れば5分。余裕で間に合う。
「そりゃ絢音が走って行ったら間に合いそうだけど。いいの?何とか思い出して買ってく?」
友梨が申し訳無さそうに言う。
「足らないものあったら、明日進まないし、今日、ちゃんと揃えよう。大丈夫、待ってて。」
「ごめん、絢音。ありがとー。」
私は友梨に先にショピングセンターに行ってもらった。教室でメモを見つけたら、連絡するね、と約束した。