エリートSPはようやく見つけたママと娘をとろ甘溺愛で離さない
「今度のお出掛けに着ていこう」

 もういくつめかもわからないショッパーを持ちながら、和臣がにこっと笑う。

 家族三人で、お揃いの服を着て出掛ける。

 なんて素敵だろう、と梓は今から嬉しくなってしまった。

「梓、疲れないか? 少し休憩しようか」

 通路へ出ながら和臣が梓を振り返った。梓はちょっと考える。

 それほど疲れているというわけではないけれど……。

「大丈夫だけど、ちょっと喉が渇いたかも」

 寒い折とはいえ、あちこち歩き回ったし、館内は暖房が入っている。

 たくさん話したのもあって、喉が潤せたらいいなと思った。

「じゃあなにか飲もうか。どこにする? さっき通りかかったカフェか……この先にもあるみたいだな」

「ありがとう。近くにあるみたいだし、そこを見てみる?」

 話しながら、近くにあるらしいカフェを探して歩く。

 自然に手が触れて、きゅっと握り合っていた。

 和臣の大きな手が梓の手をすっぽり包んでしまう。

 こうしてデートをするのも自然になった。

 どきどきするけれど、それはきっと、ずっとなくならないもの。

 恋人としての関係に大切で、とても素敵な『ときめき』だから。

 ときめきがたっぷりの甘いひとときは、まだもう少し続くのだった。
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