星みたいな恋をしよう
10、望まない結末〜最悪な答え合わせ〜
その日は、いつも以上にロンドンの空は分厚い雲に覆われ、薄暗かった。絆は緊張を覚えながら大学の廊下を歩いて行く。一歩を踏み出すたびに、体が震えていくのがわかった。

(やっぱり、信じたくない……。まさかあの人にこんなことを伝えなくちゃいけないなんて……!)

オスカルたちのおかげで、絆は誰が光里を、そして多くの人たちの命を奪った犯人が誰なのかわかってしまった。それを告げるため、絆はとある場所へと向かう。

ドアの前に立った絆は、何度も深呼吸を繰り返した。緊張の中で、「信じたくない!こんなの嘘だ!」と心が叫んでいる。しかし、真実は変えることはできない。過去に起きたことをなかったことにすることも、見て見ぬフリをすることもできない。

(それに何より、光里姉の無念を晴らしたい!)

幸せになるはずだった光里の未来を奪った。光里だけでなく、多くの人の笑顔を奪った。その怒りが絆を動かす。

ドアをノックすると、ドアの向こうから「どうぞ」と返ってくる。絆は再び息を吐き、ドアノブに手をかけた。
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