辣腕海運王は政略妻を容赦なく抱き愛でる【極上四天王シリーズ】
スマホから彼へ顔を向けてにっこり笑う。するとコウさんもつられて笑みを漏らす。
「君は素直に育ったんだな」
「素直に育ったとか関係ないと思いますよ。こういった景色が好きかどうか……でしょうか」
「そうかもしれないな」
高速フェリーから下船し、桟橋に降り立った。
桟橋から島へと向かいながら、隣を歩くコウさんを見上げる。
「えーっと、乗船まで一時間くらいありますね。どこへ行きましょう?」
クルーズ船のツアー客は同じ行程で、集合時間まで自由行動だ。
「島内を回ってみるか?」
「はい。そうしたいです」
そのとき、数メートル先を歩いていた若い女性ふたりが振り返り、目と目が合う。彼女たちはこちらを見て、私を品定めするような視線を投げつけてから前を向いた。
「もしかして、あのふたりのどちらかですか……?」
「右の、白いストローハットの女性だ」
ふたりともおそらく二十代後半の、華やかな雰囲気で細身の女性だ。豪華客船に乗り約一カ月も時間が自由になるのならば、裕福なのだろう。
「少ししか見られませんでしたが、綺麗な女性ですね」
私が彼に似合う女性なのか確認された気がした。
「そうか?」
「はいっ、ふたりとも」
きっと自分に自信があるから、コウさんのようなかっこいい男性に何度も声をかけることができるのね。
「君は素直に育ったんだな」
「素直に育ったとか関係ないと思いますよ。こういった景色が好きかどうか……でしょうか」
「そうかもしれないな」
高速フェリーから下船し、桟橋に降り立った。
桟橋から島へと向かいながら、隣を歩くコウさんを見上げる。
「えーっと、乗船まで一時間くらいありますね。どこへ行きましょう?」
クルーズ船のツアー客は同じ行程で、集合時間まで自由行動だ。
「島内を回ってみるか?」
「はい。そうしたいです」
そのとき、数メートル先を歩いていた若い女性ふたりが振り返り、目と目が合う。彼女たちはこちらを見て、私を品定めするような視線を投げつけてから前を向いた。
「もしかして、あのふたりのどちらかですか……?」
「右の、白いストローハットの女性だ」
ふたりともおそらく二十代後半の、華やかな雰囲気で細身の女性だ。豪華客船に乗り約一カ月も時間が自由になるのならば、裕福なのだろう。
「少ししか見られませんでしたが、綺麗な女性ですね」
私が彼に似合う女性なのか確認された気がした。
「そうか?」
「はいっ、ふたりとも」
きっと自分に自信があるから、コウさんのようなかっこいい男性に何度も声をかけることができるのね。