辣腕海運王は政略妻を容赦なく抱き愛でる【極上四天王シリーズ】
周りを見るとビキニ姿の女性が多い。もたもたしていたらコウさんに『早くしろ』と言われそうだ。
視線を辺りに巡らせたとき、コウさんに声をかけてくるあの女性が近くにいるのに気づく。
ものすごくナイスバディで、白いビキニを身に着けている。もうひとりは青と白のストライプのビキニだ。ふたりともやはり洗練された雰囲気だ。
彼女たちはプラスチックの椅子に座り、飲み物を飲んで休憩中らしい。しかし、こちらの方を見ていて居心地が悪い。
私の視線に気づいたコウさんは、麗しく笑みを浮かべた。
「気になるか?」
「それはもちろん」
「和泉、俺が脱がせてもいいか?」
心地よい低音で『和泉』と呼ばれたことよりも、『脱がせてもいいか?』の方に気を取られて目を丸くする。
「ええっ? Tシャツを、ですか?」
「そうだ。彼女があきらめるように見せつけたい」
コウさんに脱がされるのは赤面の至りだが、恋人ならそうするかも。経験がないからわからないけれど。
「……わかりました」
彼の手がびしょ濡れのTシャツの裾を掴み、私はばんざいする格好で脱がされた。
脱がされたとき、数メートルうしろにいる彼女たちに見せつけるように、コウさんの顔が近づけられた。
ドクッと、心臓がこれ以上ないほど跳ねたが、彼は笑みを浮かべただけですぐに離れた。
「タオルで拭いて」
視線を辺りに巡らせたとき、コウさんに声をかけてくるあの女性が近くにいるのに気づく。
ものすごくナイスバディで、白いビキニを身に着けている。もうひとりは青と白のストライプのビキニだ。ふたりともやはり洗練された雰囲気だ。
彼女たちはプラスチックの椅子に座り、飲み物を飲んで休憩中らしい。しかし、こちらの方を見ていて居心地が悪い。
私の視線に気づいたコウさんは、麗しく笑みを浮かべた。
「気になるか?」
「それはもちろん」
「和泉、俺が脱がせてもいいか?」
心地よい低音で『和泉』と呼ばれたことよりも、『脱がせてもいいか?』の方に気を取られて目を丸くする。
「ええっ? Tシャツを、ですか?」
「そうだ。彼女があきらめるように見せつけたい」
コウさんに脱がされるのは赤面の至りだが、恋人ならそうするかも。経験がないからわからないけれど。
「……わかりました」
彼の手がびしょ濡れのTシャツの裾を掴み、私はばんざいする格好で脱がされた。
脱がされたとき、数メートルうしろにいる彼女たちに見せつけるように、コウさんの顔が近づけられた。
ドクッと、心臓がこれ以上ないほど跳ねたが、彼は笑みを浮かべただけですぐに離れた。
「タオルで拭いて」