恋の方程式。(短編)
就寝1時間前
ほんとは寝る準備をしないといけないけど…「やっぱり男子部屋に行くのも修学旅行の1つの楽しみだよね」といって結衣は春翔たちの部屋へ行ってしまった。
女子部屋には私と奏の2人きり
結衣は当分帰ってこないだろうと思って2人で恋バナを始めた。
「ねぇ、結衣って横田くんのことが好きなの?」
「あーうん。そうみたい。」
「そっか…葵、辛いね」
「うん。でも応援できないって言えなかった私も悪いから」
「私があんまり口出すことじゃないけど、葵は無理して我慢する癖があるから、ほどほどにね!」
「うん。ありがとう!」
「そっか〜。じゃあ葵は横田くんが好きってこと結衣に言えてないんだね。」

ガチャ
ドアが開いた。嫌な予感がした。
「ねぇ葵。さっきの話どういうこと?葵は春翔くんのこと好きなの?前好きじゃないって言ってたよね」
「ゆ、結衣…」
「いったん、落ち着こう。ね?」
奏が間に入ってくれる。
「ねぇ。どういうこと?ちゃんと説明して。」
「……」
どう説明すれば良いかわからず黙ってしまった。
「葵?聞いてる?私たち親友だよね?なんでも相談するっていったじゃん…あれはウソだったの?」
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