【完結】呪われ令嬢、王妃になる
「大丈夫、必ず君のことは僕が守るよ」
「ありがとうございます」
「君を早くに見つけられてよかった。今はまだ助けてあげられないけど、絶対に救ってみせる」
「ジェラルド様……。でもどうして私が呪いにかかっているとわかったのですか?」
「たまたま社交界で君の存在を見かけてね。廊下でメイドの子とこそっと呪いのことを話す君を見たんだ。それでセドリックに調べさせたら間違いなさそうだったから」
「そうでしたか……。でも、私はまわりを不幸にしてしまうんです。だから……だから陛下のことも……」
「君が不幸を呼ぶなんて、むしろ私を不幸にできるものならしてみなさい」

 その言葉は家族に虐げられたシェリーの心を癒した。
 そして、彼女はそっと涙を流した──
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