巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。
使用人さん達が子供達の礼儀正しさに驚き感心している。私は子供達が誇らしく、心の中で自慢する。
(ふっふっふ……うちの子達は礼節も教えられてるからね! そんじょそこらの平民の子だと思ったら大間違いさ!)
お爺ちゃんは子供達に「相手に対する敬意や慎みの心」を教えていた。お爺ちゃんがいなくなってからは私が教えていたけれど、ちゃんと身についているようで安心する。
「まあまあ! なんて可愛らしいのかしら! 素敵な挨拶を有難う。私は王太子殿下からこの離宮の管理を任されているエリアナよ。皆さん、どうぞよろしくね」
そう言って微笑むエリアナさんは貫禄がある中年の女性で、とても優しそうな雰囲気の人だった。
「有難うございます。何かとお手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします」
私は改めてエリアナさんに挨拶をする。これからたくさん迷惑を掛けるだろるから、せめて第一印象は良くしておきたい。
「貴女がサラさんね……来てくれてとても嬉しいわ。困ったことがあったら何でも相談してね」
「有難うございます。とても心強いです」