巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。

 エリアナさんの笑顔に、私達が来て本当に嬉しいという気持ちが伝わってくる。

 一通りの挨拶が終わった後、エリアナさんが子供達に向かって声を掛けた。


「さあ、皆さん! 歓迎のパーティーを開きますから、中に入りましょう! ごちそうやお菓子が沢山ありますよ!」


「わあ……! パーティー? 本当!?」


「昨日から皆んなで準備していたんですよ」


「お菓子! お菓子があるの?」


「ケーキにクッキー、チョコレートなど沢山ありますよ」


「ごちそうってなあに?」


「あなた達に喜んでもらおうと心を込めて作ったお料理の事よ」


「わぁい! 本当? 嬉しい!」


 パーティーの準備をしていてくれたとは全く思わなかった私はすごく驚いた。子供達なんて大はしゃぎで、きゃあきゃあ喜んでいる。


 ──そうして、無事王都に到着した私達は離宮の人達から温かい歓迎を受けた。

 子供達もこれから始まる新しい生活を楽しみにしているようで、目をキラキラさせている。

 私はそんな子供達の目が陰らないように、精一杯頑張ろうと思った。
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