巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。
ちなみにサンタというのは至上神のお手伝いをしている御使いの一人で、良い子達に祝福を与えてくれると言い伝えられている。
「じゃあ皆んなでエデルトルート殿下にお礼を言おうね!」
「「「どうもありがとう!」」」
私が子供達を促すと、皆んなが一斉にエルへお礼を言った。
そんな子供達にエルは微笑みながら子供達に返事をしたり頭を撫でたりと、とても優しく接してくれた。
優しくてきれいなエルに子供達は物凄く懐いたようで、エルが仕事に戻る時は全員が寂しがり、中には泣き出してしまう子供もいた。
エルは子供達に「時間が許す限り会いに来ますから」と約束してくれた後、名残惜しそうに帰っていった。
エルも忙しいはずなのに、その気持ちがとても有難い。
ようやく子供達にエルを紹介でき、お礼も言う事ができた私の気分はスッキリ爽快だ。何だかやりきった感が半端ない。
そうしてエルが帰ってしばらく経った頃、私達の様子を見た離宮の人達がすごく驚いていた、とエリアナさんが嬉しそうに教えてくれた。
「殿下があんな優しいお顔をなさるなんて、噂を聞いていた人は夢にも思わなかったでしょうね」