巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。

 一般的に八歳になった子供はアルムストレイム教の神殿で属性判定の儀を執り行うことになっている。それは自身の持つ力を正しき方向へ導くために必要だから、という名目であるけれど、本当は聖属性を持つ人間を探すためなのだ、と後から知った。


 よく考えれば属性判定の儀を行わなくても、生活している内に属性なんて自然と分かるものなのだ。だけど、もしかすると秘められた属性があるかもしれない──そんな期待から、人々は属性判定の儀を受けるのだ。中には成長するにつれ属性が変化する者もいる。実際それで二重属性だったと判明した例もある。


 そして王族は特例として一般の国民と違い、生まれてすぐ属性判定の儀を行う。

 これは巨大な魔力を早く制御出来るようにするための措置でもあった。


 膨大な魔力を生まれながらに宿していた僕の属性はすぐに判定された。その結果、僕の持つ属性は『闇』と判明する。


 この結果に国王や王妃、王宮の重鎮たちは大いに驚いた。王族が持つ属性としてこれほどふさわしくないものは無いからだ。

 王族の持つ属性として一番尊ばれるものは光属性だ。四大属性より希少というのも理由の一つとなっている。
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