巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。

「その娘と例の司祭はどのような関係だ? もし親しい間柄なら司祭を利用すれば良いのではないか?」


「なるほど。司祭の存在を仄めかし、ここへ呼び出すという算段ですな?」


「それは良い。娘さえ我々に取り込んでしまえばあの忌み子も手出しできんだろう」


「ならば早速、娘をここに連れて来るよう命じねばな」


 司教達は名案だと言わんばかりに頷いた。全く思い通りに行かない王宮と反抗的な王太子へ報復出来る良い機会だからだ。


「その娘が忌み子と恋仲という噂があるが本当か?」


「トルスティ大司教様の打診を断りおったからな……その可能性は十分にあるな」


「もしそうであればますます利用価値があるのだが……果たして……」


「どちらにせよ、その巫女見習いの娘をこちら側に引き込めば済む話だ。好条件を提示すれば我々に大人しく従うだろう」





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