巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。
前回来た時は門前払いだったので、何処に何が有るのか全くわからない。
玄関から建物の中に入ると、とても豪華な広間が目に入る。王宮ほどではないけれど、それでも着飾った貴族達が談笑していても遜色がないぐらい豪華だ。
(建物にこんなお金を掛けなくても……。その分地方の神殿や孤児院に分配してくれたら良いのに)
まるで自分達の権力を見せつけるように建てられた本館に、清貧の思想は何処へ行ったと責任者に聞いてみたい。
高そうな絨毯が敷かれている廊下を進みながら、幾つかの角を曲がっている内に玄関の場所が何処だったか分からなくなってきた。
自分は方向音痴ではない筈だけれど、こんなにくねくねと曲がられると方向感覚が狂いそうだ。
(万が一の時のために脱出口は何処に有るか知っておきたかったのに……)
お爺ちゃんがいる場所は結構奥の方にあるのかな、と考えていると、前を歩いていた修道士が足を止めた。
「こちらは小神殿です。粗相の無いようにお気をつけ下さい」
修道士がそう言って目の前にある重厚な扉を開くと、祭壇の前に複数の人が立っていた。
玄関から建物の中に入ると、とても豪華な広間が目に入る。王宮ほどではないけれど、それでも着飾った貴族達が談笑していても遜色がないぐらい豪華だ。
(建物にこんなお金を掛けなくても……。その分地方の神殿や孤児院に分配してくれたら良いのに)
まるで自分達の権力を見せつけるように建てられた本館に、清貧の思想は何処へ行ったと責任者に聞いてみたい。
高そうな絨毯が敷かれている廊下を進みながら、幾つかの角を曲がっている内に玄関の場所が何処だったか分からなくなってきた。
自分は方向音痴ではない筈だけれど、こんなにくねくねと曲がられると方向感覚が狂いそうだ。
(万が一の時のために脱出口は何処に有るか知っておきたかったのに……)
お爺ちゃんがいる場所は結構奥の方にあるのかな、と考えていると、前を歩いていた修道士が足を止めた。
「こちらは小神殿です。粗相の無いようにお気をつけ下さい」
修道士がそう言って目の前にある重厚な扉を開くと、祭壇の前に複数の人が立っていた。