巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。
その人達は赤のストラを首から掛けていて、全員が司教なのだと理解する。
そして司教達の中に見覚えのある人を見つけて思わず「あっ」と声を上げてしまう。
(ツルッとした司教だ! なんかめっちゃ睨まれているんだけど!)
それにしてもこんなに司教が集まって何しているんだろう? ……っていうか、お爺ちゃんに会いに来た筈なのに肝心のお爺ちゃんが見当たらない。
「──神の栄光が御身を照らしますよう、司教の皆様方にご挨拶申し上げます」
だけど、とりあえず司教達の前だし、と思い直して失礼のないように挨拶する。
司教達が会釈で私に挨拶を返すと、後ろにいたバザロフ司教が「さあ、前へどうぞ」と言って私を司教達が待つ祭壇の前まで行くように促した。
「あの、おじ……司祭様は何処ですか? 会わせていただけるんですよね?」
神殿本部なのだから沢山の聖職者がいるのはわかるけれど、どうして小神殿に司教が集まっているのかがわからない。なにかの祭事でも執り行うのだろうか?