巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。

「叙階を行う前にこの娘の魔力属性は調べたのか?」


「確かに。属性によっては考えを改めねばならんな」


 司教その一の質問に司教その二が同意した。すると司教その三が「ならば私が鑑定しよう」と申し出た。


(そうか、司教クラスになると<鑑定>のスキル持ちがいるんだっけ。じゃあ、ついに私の属性が明らかに……!)


 以前エルに私の属性を聞かれてから、属性について考える事が増えたのだ。

 髪の毛が赤いから火属性かな、とか目の色が緑だから風属性かなーなんて。

 実際その人が持つ色と属性は全然関係ないけれど。


 ……エルなんて闇属性なのにキンキラだし。


 司教その三が<鑑定>のスキルで私を視るのを内心ドキドキしながら待つ。


 <鑑定>が終わったらしき司教その三の言葉を待っていたけれど、司教その三が発した言葉は期待したものではなく。


「……? どうなっている……? <鑑定>出来んぞ?」


(ええ!? <鑑定>出来ないってどう言う事!?)


 司教その三の鑑定結果に驚いた他の司教達が「では、ワシも視てみよう」「ならば私も」とそれぞれ私を<鑑定>しだした。
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