巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。
突然の事にびっくりしたままの私を、お爺ちゃんが立たせて何処かに連れて行こうとする。
「ほらほら! ラスボスの登場はタイミングが重要なんだよ!」
「いや、ラスボスとか意味わかんないから!」
離宮から出ると、いつの間にか用意されていたのか馬車が私達を待ち構えていた。
戸惑う私をお爺ちゃんが馬車に押し込むのを見計らって、馬車が王宮に向かって走り出す。
「ちょっとお爺ちゃん! もしかして王宮に行くの? いい加減どういう事か説明して!」
相変わらず訳が分からないお爺ちゃんの行動に慣れているつもりだった私だけれど、流石に今の状況は知っておかないと不味いと私の勘が言っている。
「んー? これからの身の振り方を決めたんでな。殿下に報告すっからちょいと会議室まで顔を出しに行こうかと」
「……エルに?」
お爺ちゃんが言う身の振り方とは、さっき離宮で言っていた人生設計の事らしい。
お爺ちゃんはエルに忠誠を誓っていたし、人生設計が決まったのなら報告するのも納得なんだけど……。何となく嫌な予感がするのは何故だろう。しかも会議室って。