巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。
「どれを食べてもいいけど、食べ切れる量だけ取るんだよ」
「はーい!」
「わかったー!」
初めて見る豪華な料理の数々に、子供達は大興奮だ。どれから食べようか悩んでいる姿がとても微笑ましい。
「あらあら、皆んな大はしゃぎね。サラさんも休憩してきたら? ずっと子供達の面倒を見ていて疲れたでしょう? 子供達は私達が見ているわよ」
エリアナさんの申し出に、一瞬どうしようかな、と思ったけれど、折角なのでお言葉に甘えることにする。
「有難うございます。じゃあ、少しだけ子供達をお願いします」
私はエリアナさんにお礼を言うと、そろっと大広間から続く庭園に出る。そして新鮮な空気を吸うと、ほっと溜息をついた。
花が咲き乱れる庭園を少し歩くと、屋根がドームになっているガゼボが目に入った。
月明かりに照らされた白いガゼボは、まるで神殿のような、神聖な空気を醸し出している。
私はその神聖な空気に導かれるように、フラフラとガゼボに近づいていった。
ガゼボは無人だったので、私は遠慮なく設置されているベンチへと腰掛ける。
「あー……疲れたーーー……」