巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。

「生まれながらにして聖属性を持つ者とは違い、後天的に聖属性を発現させる者に起こる現象です。ただ、サラの場合はある種の<封印>が施されていたのですが、力の強さに<封印>の効力が切れ、急激に<開花>したため身体に負荷が掛かり、昏倒したのだと思われます」


 話の内容は僕の予想を遥かに超えていて、しかもサラが聖属性の人間だと言う事実まで判明する。


「……サラが……聖属性を……?」


「……はい。これはサラの出生にも関係しています。サラの身体の変化に気付かずこのようなことになり、殿下にはご迷惑をおかけしてしまいました。大変申し訳ありません」


 シス殿はそう言うと、僕に頭を下げて謝罪するので慌ててやめさせる。


「シス殿! どうか頭をお上げ下さい! 私はシス殿が悪いなどと全く思っておりません!」


 僕はシス殿に感謝こそすれ頭を下げて貰う謂れはないし、こんな事が他の人間に知られると、彼の信奉者に何を言われるかわからないので本気で遠慮願いたい。


「とりあえずサラは無事なのですね?」


「はい、しばらくの間は熱を出すと思いますが、生死に関わる問題ではありません。明日には目を覚ますでしょう」
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