巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。
だけど、ようやく思いが通じ合った彼女を僕は手放すつもりは全く無いし、命に替えてでも絶対に守り抜くつもりだ。
──僕はもう、サラがいない世界なんて考えられないし、考えたくもない。
とにかく、明日になればシス殿からサラの話が聞けるのだ。その時に疑問は全て解けるだろう。
僕は明日に備えて英気を養うべく、早々に眠りに付くことにした。
* * * * * *
「では、ゆっくりお話を聞かせていただくとして、今お茶を用意させますので、こちらのソファーに掛けてしばらくお待ちください」
翌朝、シス殿が騎士団に顔を出した後、王宮に来てくれたので、サラが眠る自室で話をしようと腰掛けて貰う。
ちなみにサラは未だ眠ったままだ。熱は若干引いたようだけど、魔力が体に馴染むのにもう少し時間がかかるらしい。
しばらくしてお茶が運ばれ、使用人達に席を外して貰った後、話が外部に漏れないように、念の為部屋中に結界を張っておく。
「……これは中々すごい結界ですね。魔力が完璧に遮断されています。やはり闇魔法は優れた属性なのですね」