巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。

 僕の魔法を見たシス殿が褒めてくれる。世界でも有数の実力者であるシス殿に褒められ、思わず照れてしまう。


「シス殿にお褒めいただけるとは……何だかくすぐったいですね。でも、アルムストレイム教では闇属性は忌み嫌われているのではないのですか?」


 現に僕は闇属性というだけで、神殿関係者から蔑まれていたのだ。


「闇属性が忌むべきものだと言われているのは、アルムストレイム教が行った情報操作です。闇属性は光属性と同じで、素晴らしい属性ですよ」


 シス殿の話を聞いて、僕は以前サラから聞かされた<原始の属性>という言葉を思い出す。


「僕もサラに教えられて初めて知ったのですが……<原始の属性>だそうですね。ならば、なぜアルムストレイム教はそんな情報操作を行ったのですか?」


「闇属性が一番貶めやすかったからですよ。人は<闇>を恐れる傾向にありますから」


「貶める……? 一体、どういう……?」


 どうしてアルムストレイム教が闇属性を貶めなければならなかったのか、僕には全く理由がわからない。
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