巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。
「俺の経歴はともかく、痣のことは説明しようと思ってたんだよ。変化があったとわかっていればな」
「うぐぅ……っ!」
お爺ちゃんからの反撃に、変化を黙っていたということもあって反論できない。
「それに封印なんてするからにはそれなりの理由があるんだから、そう簡単に話すわけ無いだろ。だから俺はお前から痣に変化があると言われてりゃ、こうならないように対処するつもりだったんだ」
お爺ちゃん曰く、胸にあった痣は私の魔力が漏れないように施された<呪術刻印>の一種だったらしい。
だけど私がエルを好きになり、エルへの想いがどんどん大きくなって……そして想いが通じ合ったことで、魔力が溢れ出して私の封印を壊してしまったのだそうだ。
「……どうして私の魔力を封印していたの?」
「アルムストレイム教の奴らにバレたら強制的に<花園>行きになるからな。お前の両親はそれを望まなかったんだよ。だからレ……お前の母親は魔力を封印したんだ」
「え……」
お爺ちゃんから「母親」と言う言葉を聞いた瞬間、私は寝ていた時に見た夢のことを思い出す。