巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。

「……確かに! 貴族派議員のおじさん達も手のひら返し凄かったよね。どれだけ大聖アムレアン騎士団が好きなのさって思ったもん」


「そんな国の王室や貴族が、お前が<聖女>と<聖騎士>の間に生まれた娘と知って、殿下との結婚に反対すると思うか?」


「う……うーん……? どうかな……? しない、かも……?」


「なんでそんなに自信なさげなんだよ。反対どころか諸手を挙げて大喜びだろうがよ。むしろ逃さないとばかりに迫ってくるんじゃね?」


「……ええ〜〜?」




 * * * * * *




身体の痣が消えてからしばらく、魔力が落ち着いたのか熱も下がり、私は離宮に戻れることになった。


本当はもっと早く離宮に戻るつもりだったけれど、エルがアレコレと理由をつけたので、王宮での滞在時間が伸びてしまったのだ。


「本当に離宮へ戻るのですか? 王宮にサラの部屋を用意しますよ?」


 どうにか私を引き留めようとエルが提案してくれたけれど、さすがにそれは固辞させていただいた。エルのことは好きだから、いつもそばにいたいと思うけれど、突然だし何より恥ずかしい。……それに子供達のこともあるし。
< 398 / 503 >

この作品をシェア

pagetop