巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。
闇属性の子はシリルという男の子で、闇属性だと判明した途端めちゃくちゃ喜んでいた。
「わー! やったー! 闇属性だ! 殿下と一緒の属性だ!」
「おめでとう! シリル良かったねぇ!」
「いいなー! 闇属性かっこいいなー!」
他の子供達も闇属性をすごく羨ましがっていた。闇属性は子供達に大人気らしい。
元々、孤児院の子供達に属性に対する偏見は無かったけれど、エルの属性が闇だと知ってからは、闇属性に強く憧れるようになったようだ。
そしてそれは孤児院の子供達だけでなく、王国中の人々も同じだった。
アルムストレイム教によって忌避されていた闇属性だったけれど、その闇属性を持つエルが素晴らしい功績を上げていくに連れ、次第に闇属性が見直され、認められるようになったのだ。
──そうして、王宮や王国内で、闇属性を悪く言う者は徐々にその数を減らして行くこととなる。
* * * * * *
今日も今日とて子供達と一緒に王宮の廊下を歩いていると、貴族らしきおじさんから声を掛けられた。