巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。
私がにっこり微笑むと、貴族のおじさんは汗をかきながら「では、私はこれで」と言って去っていった。さすが、お爺ちゃんの名前は効果覿面である。
「サラちゃん、だいじょうぶ?」
「うん。大丈夫だよ。心配してくれて有難うね」
エイミーの頭を撫でていると、同じように貴族とのやり取りを見ていた子供達が口々に騒ぎ出す。
「でもサラねーちゃんは隙が多いからなぁ。知らない男に付いて行くなよー」
「ちょっと! 私がそんな事するわけ無いでしょ!」
「だけどサラちゃんモテモテよ? お城の人からくよくサラちゃんのこと聞かれるよ?」
「は?!」
「うんうん、僕も付き合っている人はいるのか聞かれたことあるー!」
「サラちゃん目当ての人が多くて、図書室のお当番になるのは大変なんだって」
「衛兵さん達もサラお姉ちゃんのこと可愛いって言ってたし」
「この前のパーティーでもサラねーちゃんのこと見てる人いっぱいいたよねー」
「ねー」
子供達の口から次々と飛び出る証言に、思わず私はポカーンとなる。