巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。
そして離宮の人達が用意してくれた温かい飲み物に、私と子供達はようやく一息つくことが出来た。
私が飲み物を飲み終える頃には、泣いていた子供達もようやく落ち着いてきたらしく、一人二人と眠りに落ちていく。
今回の出来事は、幼い子供達の心に深い傷を負わせてしまったのだろう。起きた時の子供達の反応が心配だ。
(ホントここの司祭達は碌なことをしないんだから!! 闇のモノなんてトラウマになるに決まってるでしょうがっ!!)
バザロフ司教にはキッチリガッツリと罪を償っていただきたい。まあ、これだけの事件を起こしたのだから、軽くて終身刑だろうけれど。
私は荒らされた市場のお店や、商品を思い出して胸が痛くなる。綺麗だったアクセサリーも、美味しそうだった料理も全て駄目になったんだと想像すると、涙が出てしまいそうだ。
そうして私は、その場に残り頑張っているであろう、エルへと想いを馳せる。
聖水が無くても浄化できる方法があると知ったから大丈夫だと思うけれど、それでも万が一のことがあったら……と考えると、つい心配してしまう。
(どうかエルが無事に帰ってきてくれますように……!)