巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。
「殿下に何かあったらすぐ駆けつけるから心配すんな。まあ、殿下なら大丈夫だろうけどな」
「うん……。そうだよね。闇のモノもちゃんと浄化してたし……。大丈夫だよね」
お爺ちゃんとしばらく話をしていると、部下らしい人が部屋にやってきて、エル達騎士団が戻ってきたと教えてくれた。怪我もなく無事に戻って来たと聞いて、私はようやく肩の力を抜くことが出来た。
「よし、ちょっくら事後処理に行ってくるわ。それまで子供達を頼むな」
「うん、わかった。忙しいのに来てくれて有難う。お爺ちゃんも頑張ってね」
お爺ちゃんを見送った私が部屋に戻り子供達の様子を確認すると、余程疲れたのか、子供達は目を覚ますこと無くぐっすり眠っていた。
今は応接室のソファーで眠っているけれど、それぞれのベッドに運んであげるべきか悩んでしまう。
だけど、今日のことを夢に見ているのか、時々うなされている子が何人かいて、しばらくは皆んな同じ部屋で眠ったほうがいいかも、と考える。
──私はせめて、子供達が楽しい夢を見てくれますようにと願いながら、静かに子守唄を口ずさんだ。