巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。
でも今回の事件で、六属性が揃うと闇のモノが浄化できるのだと、人々に広く知らしめることが出来た。その効果は計り知れないだろうな、と思う。
「今日のことで闇属性の人達も自信を持つんじゃないかな。世の中の闇属性への認識も良い方へ向かうだろうし……これも全部エルのおかげだね! エルが闇属性で本当に良かったよ」
私はエルに向かってにっこり微笑んだけれど、エルが今にも泣きそうな表情をしていたのに気付いて驚いてしまう。
「え?! エルどうしたの?! どこか痛むんじゃ……あ」
(あ、そうか! エルは闇属性だからってずっと辛い目にあってきたんだ! なのに私が良かったなんて、のんきに言うから……!)
「ご、ごめんエル……。軽率なことを言っちゃって……。でも──!」
──闇属性は本当に凄いんだから、もう過去に囚われないで。エルには自信を持って、前に向かって進んで欲しい──
私はそうエルに伝えたかったけれど、エルに抱きしめられたことで、続きの言葉は声にならなかった。
「……ああ、サラと出逢えて本当に良かった……っ!」