巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。
私がちらっと様子を見ると、いつの間にやらヴィクトルさんや側近の人達、使用人さんまでもが私達の様子を窺っていた。そして何故か皆んなすごくいい笑顔をしている。
(一体何なのー?! 何が起こっているのー?!)
戸惑う私の心境を察してくれたエルが「サラが眠っている間のことをお話した方が良いですか?」と聞いてくれたので、私はようやく出るようになった声で「……聞かせて欲しいです」とお願いした。
そして、エルが眠っている間の出来事を話してくれたけれど、何だか凄いことになっていた。
エル曰く、私は二週間眠り続けていたのだそうだ。どうりで身体が動かないはずだと納得する。
それから私が身を挺して<穢れを纏う闇>からエルを救ったこと、聖属性を発現させて<穢れを纏う闇>を浄化したこと、傷ついた騎士団員達を癒やしたこと、聖なる光で王宮を照らし、王都中にその存在を知らしめたこと……。
どうやら私はエルを助けたい一心で聖属性を発揮したらしい……しかもド派手な演出付きで。
(ひえぇ〜〜! ど、どうしてそんなことに……!!)