巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。

 そしてしばらく祈っていると、心のその奥にある扉のようなものが開く感覚がして、私はそれが魂の開放なのだと自覚する。

 開放された魂に天から光が降り注ぎ、神と経《パス》が繋がると、私の魂から膨大な量の光が溢れ出した。


 その光は柱となって空高く昇り、雲を貫いたという。


 そうして、私が放った光は小神殿から大神殿、神殿本部一体を照らし、失った神の光を降臨させることとなった。


 私が齎した奇跡の光は再び王国中に知れ渡り、神殿は神の光が降臨し聖女が祝福した場所として、人々から<聖地>と呼ばれるようになる。


 もしこのことが法国の大神殿に知られたらと思うと反応が怖いけれど、お爺ちゃんが「気にすんな」と言ってくれたから、きっと問題ないのだろうと思うことにする。


 ただ、神殿に光を戻せたのは良いけれど、加減を知らなかった私は案の定再び昏倒し、エルとお爺ちゃんに心配をかけてしまった。


 前回重症を負った時同様、私は二人から雷を落とされ、めちゃくちゃ説教された。

 しかもこれからは王妃教育と同時に魔力操作についても勉強しないといけないらしい。

 そんな非力な私は、目も回るほどの忙しさに翻弄される日々を送ることとなってしまった。
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