巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。
* * * * * *
時間はあっという間に流れ、遂に結婚式の日を迎えた。
私がいる控室には、子供達やエリアナさん、準備を手伝ってくれた使用人の人達で大賑わいだ。
「わぁ……! サラちゃんキレイ……!」
「おひめさまみたいね」
「ちがうよ、せいじょさまだよー」
「サラ様……! 本当にお美しいです……!」
以前のような巫女服ではなく、結婚式のために着飾った私を子供達が珍しそうに眺めている。
準備してくれたエリアナさん達も会心の出来映えなのか、私の姿を見てとても誇らしげだ。
ちなみに結婚式は王族と私の親族となるお爺ちゃん、新たに選出された大司教だけで行われ、後ほどお披露目の晩餐会が開かれることになっている。
「サラちゃんが王太子妃になるなんて……人生何が起こるかわからないわね」
結婚式の準備を終え、式の開始を待つ私に話しかけてきたのは、以前お世話になった商隊の隊長の奥さん、エリーさんだ。