巫女見習いの私、悪魔に溺愛されたら何故か聖女になってしまいました。





 * * * * * *




 時間はあっという間に流れ、遂に結婚式の日を迎えた。


 私がいる控室には、子供達やエリアナさん、準備を手伝ってくれた使用人の人達で大賑わいだ。


「わぁ……! サラちゃんキレイ……!」


「おひめさまみたいね」


「ちがうよ、せいじょさまだよー」


「サラ様……! 本当にお美しいです……!」


 以前のような巫女服ではなく、結婚式のために着飾った私を子供達が珍しそうに眺めている。

 準備してくれたエリアナさん達も会心の出来映えなのか、私の姿を見てとても誇らしげだ。


 ちなみに結婚式は王族と私の親族となるお爺ちゃん、新たに選出された大司教だけで行われ、後ほどお披露目の晩餐会が開かれることになっている。


「サラちゃんが王太子妃になるなんて……人生何が起こるかわからないわね」


 結婚式の準備を終え、式の開始を待つ私に話しかけてきたのは、以前お世話になった商隊の隊長の奥さん、エリーさんだ。
< 490 / 503 >

この作品をシェア

pagetop