爽やかイケメンと噂になってもクールなイケメンが好きなのです。
去年の事を思い出しちゃったじゃない
前の入口から大冴が入ってきた。
何でまたこういう時に……
大冴の顔を見ると涙が出てきた。
「どうした」
「何でもない」
「また、泣いてるし」
少し呆れた口調だ
「何でこういう時に現れるのよ〜
ぐすっ、やだぁ、1人にしてよ……」
は?
「何でそういう事言うんだよ」
「だって〜」
「先輩に何か言われたのか?」
「怖そうな人は大丈夫だった」
「じゃあ、何で……」
「…………言いたくない」
「言わなきゃわからない」
「だって、もう友達の事悪く言いたくない
去年みたいなのはもう嫌、私が何も言わなかったらいいんだから」
去年?何のことかさっぱり……
「そうやってまた1人で泣くんだろ?」
「そうよ、見ないで、見られたくない、嫌われたくない」
「じゃあ、勝手にしろ」
「……勝手にするもん」
菜摘はカバンを持って教室から出ていった。