遊川くんは我慢ができない⚠



「1つだけ約束してほしいことがあって」

「なに?」

「付き合ってることをみんなに言っちゃうと、教室でもいちゃつきたくなるでしょ?」

「うん!」

「教室でいちゃつくのが当たり前になると、部屋でもいちゃつきたくなるでしょ?」

「……うん」

「だから、付き合ってるのは内緒にしよう!」

「……わかった」


 しぶしぶながらも返事をした。


 離れ離れになりたくないのは、遊川くんも一緒だからきっと納得してくれたんだ。


 これで少しは安心できる……と、胸を撫で下ろしていると。


 遊川くんは私の隣に立ち、私の腕を強く引いた。


「う、わ!?」

「5秒だけ、ね?」


 入学式の日、セーフだったから。


 そう呟いて私を簡単に腕の中へと閉じ込める。


 言ったそばからこんなことを……!


 5秒じゃ足りない。もっといたい。


 なんて思っちゃう私も遊川くんに毒されてるけども!


「イチャイチャはダメなの!」

「室内でのイチャイチャは禁止されてない!」

「っ、それは!」

「部屋の外では善処するから。ちょっとだけ許して?」


 やっぱり、遊川くんは我慢ができないみたい。


 彼女兼婚約者として、しっかりお付き合いしていかないと……!!


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