麗しの薔薇



「赤瀬組をバックにつけている族を知っているな?」


追いつかない私を置いて話を進める天さん…
そういう強引さは相変わらず。なんて思いながら頭を巡らす。


「えっと朱雷、ですよね?」


そう、さっき調べていた時に出てきたが、まさかのバーで話題に出ていたあの族がそうだったのだ。


「あぁ。赤瀬組に接触するには、まずはその族を潰す必要がある。徐々に内部に攻めていくんだ。」


なるほど。
確かに、組に真っ向勝負なんてできたものではない。


……でも、そこでなんで高校が…?


「だから、まずは朱雷のライバル"風雅"がいる高校に通い味方につけろ。話はそこからだ。」


私の疑問を汲み取るように簡潔に言う天さん。


でもまって……

高校に、味方──?


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