麗しの薔薇
私にはどちらも慣れない響きすぎて現実味が湧かない。
「依頼人の息子も、組子になれているならまだ猶予はある。それに麗薇が1番よく分かっていると思うが…慎重にいくべきだ。」
だから、高校に行き味方を従える必要があると…?
「……でも、今までずっと1人でやってきたのに、急に味方は───」
「条件。呑めないなら退け。」
……そう言われたら、断れる訳ないのに。
「分かりました。"3年前のように"この作戦、成功させます。」
私がそう答えると、天さんは一言寂しそうに「あぁ。」と言うだけだった。
そして
「俺が学校とかの話はつけておくから。また連絡する。」
そう言って天さんとの電話は切れた。